2013年4月28日
天候不順の4月でしたが、このゴールデンウィークは行楽日和が続くようですね。
さて、今年も恒例の『工芸の五月』が始まりました。
期間中の4月29日(月・祝)~5月31日(金)、カレーの店デリーにて型絵染作品展を
開催いたします。見学のみ可能ですので、お気軽にお出かけください。
場所等は、下のURLからご確認ください。
三代澤本寿 型絵染作品展 http://matsumoto-crafts-month.com/guide/exhibition/1314.html
2013年4月4日
神戸ファッション美術館特別展『 型絵染 三代澤本寿展 民芸とともに-暮らしによりそう色と形
』が2日(火)に幕を閉じました。関西では初のお披露目。期待と不安が入り混じってのスタートでしたが、神戸内外から個人・団体の大勢の方々にご来場いただきました。ワークショップは予想を上回るお申込みをいただき、関連グッズもとても好評で、高い関心を持って見て下さった皆様のお姿やお寄せいただいた熱い感想に、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。誠にありがとうございました。
企画運営してくださいました神戸ファッション美術館、多大なご支援とご協力を賜りました
関係皆様にも深く感謝申し上げます。
これでひとまず終了となりますが、また次の機会にお目にかかれることを楽しみにしております。
2013年3月28日
三寒四温を肌で感じる毎日ですが、記録的な早さの九州や東京をはじめ、各地から桜の便りが聞えてきます。列島が春満開になるのももうすぐですね。
さて先月のことになりますが、有志メンバー20名が集い「三代澤本寿展鑑賞バスツアー」が行われました。うっすらと空が白みはじめた早朝、松本を出発。車窓から見える雪景色を眺めたり、三代澤の映像を見ながらおしゃべりに花を咲かせているうちに、予定よりも早く神戸に到着しました。鑑賞の前にまずは腹ごしらえと、バイキングに舌鼓をうった後いよいよファッション美術館へと入館です。早速出迎えてくださったのは担当の和田学芸員。にこやかな笑顔に導かれ、期待を胸に一同中へと進みます。黄色の壁に彩られた最初の空間のテーマは“
技法
”。初期の作品を中心に型絵染、筒描き、板締染など技ごとの表現効果に注目しながら見ていきます。続いて青の壁~赤の壁の空間では、帯やのれんなどの布作品、「型絵染四曲屏風」「潮」「モサラベ」といった三代澤を代表する屏風や大パネルが、太い円柱の間をぬうように次々と登場。具象から抽象までの幅広いモチーフ、互いに引立て合う形と色彩との調和が、時にやさしく時に力強く、印象となって胸に迫ります。
ラストは、文明発祥地を中心とした海外取材旅行で入手した工芸品の展示です。中東の祈祷用敷物、インドのサリー、南米の帯布、東南アジアの櫛、またイコンや陶器など土地の暮らしに密接に関わる手仕事の品々たち。日常に使われることで磨かれる物の美しさを通して、三代澤が貫いた民芸の精神が伝わってきます。
ひと通り案内を受けた後は、もう一度作品に会いに順路を戻る人、気に入った屏風を360°じっくり眺める人、和田学芸員と話す人・・三々五々に散らばり、出発まで思い思いに時間を過ごしました。
午後3時、名残惜しさをひきずりながらお別れを告げ、帰路につきます。交通は行き同様とてもスムーズで、途中お土産の買物も楽しみながら、無事松本に戻りました。
さて展覧会も残り5日となりました。 「百聞は一見にしかず」まだご覧になってない方はどうぞお急ぎ下さい。
2013年3月14日
早いもので『 型絵染 三代澤本寿展 』も残り3週間をきりました。1月の開幕がつい昨日のことのようですが、2月に入ってからは関連イベントがはじまり、どのプログラムも大勢の皆様にご参加いただきました。
17日(日)の「和紙の絞り染(染紙)ワークショップ」は、定員を遥かに超える申込みを
いただき、抽選の結果約40名の方にお集まりいただきました。講師の説明後、最初の1枚目こそ手順を確認しながら皆さん慎重に折りや染めの作業を進めていましたが、コツをつかんでからは2枚目3枚目と次々紙に手が伸び、制作に没頭。手で揉んで和紙にしわの表情をつけたり、道具を使って染めに工夫を凝らすといった姿も見られました。出来た染紙は写真のとおり。どれも綺麗で万華鏡のようです!尚こちらの詳しい様子は、3月2日のファッション美術館ブログをご覧下さい。そして翌週土曜日には「三代澤本寿をたどる」と題して、ミニ講演会&作品レクチャーが開かれました。講師は、2010年の初の回顧展『 三代澤本寿生誕101年展
』を担当した松本市美術館学芸員の武藤美紀さん。型絵染の説明から、前・中・後期それぞれの制作年代による作品の変遷、神戸では未展示の作品の紹介、また海外取材旅行時のルポルタージュや人柄が分かるエピソード等も交え、作品の掘り起しから関わりを持つ武藤さんならではの多彩なお話に、皆さん熱心に聞き入っておられました。
さて大変好評だったイベントも、次週23日(土)のギャラリートークが最後となります。
時間は午後2時から30分間を予定、予約は不要です。ご都合のつく方はぜひこの機会を利用して、鑑賞をお楽しみになってください。
2013年3月5日
ウェブマガジン「 artscape(アートスケープ)」と「市民タイムス」に、三代澤本寿展が
紹介されました。
2013年2月26日
『 型絵染 三代澤本寿展 民芸とともに-暮らしによりそう色と形 』もひと月が過ぎまし
た。初めて作品に触れていただいた方、そして以前に松本・豊田の展覧会をご覧いただき
今回再び足を運んでくださった方々からも、多くの嬉しい反響を寄せていただいています。
観光情報ポータルサイト『新まつもと物語』の市民記者・小林さんは、松本の時にひき
続き細やかな眼差しで、臨場感溢れるレポートを書いてくださいました。
● 市民記者ブログ 「神戸の三代澤本寿展を見てきました」
また、大阪ABCラジオの人気番組『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』(通称ドキ
ハキ)の放送で、展覧会をご紹介いただきました。
メインパーソナリティーの三代澤康司アナウンサーとは、2年程前に同番組のリスナーの方からのお便りがきっかけでご縁がつながりました。(その時の模様はこちら)
同性の三代澤アナ、何とルーツは松本にあり、昨年にはこのような旅をされています。
● 信州・松本 墓参りの旅 http://abc1008.com/miyo/diary/20120414.html
● 信州・松本 三代澤づくしの旅 http://abc1008.com/miyo/diary/20121014.html
なお、観覧時の様子は番組サイト「ドキハキ日記」にアップされていますので、こちらからご覧ください。
2013年2月8日
立春を過ぎたとはいえまだまだ寒さの真っ只中ですが、日はだんだんと長くなってきました。
先週は暖かな陽気にも恵まれ、少しだけ春の入口が見えたような気がします。
さて、今週末の9日(土)より『 型絵染 三代澤本寿展 』関連イベントが始まります。
9日(土)はファッション美術館学芸員によるギャラリートーク、また23日(土)は『 三
代澤本寿生誕101年展 』を担当した松本市美術館学芸員・武藤美紀さんのミニ講演会&作品
レクチャーがひらかれます。時間はいづれも午後2時からです。
三代澤の歩みや制作背景、展覧会の見どころなどを分かりやすくご紹介し、作品とのコミュ
二ケーションをより楽しんでいただくための企画。申込みは不要ですので、この機会にお気
軽にご参加ください。イベントの詳しい内容はこちらをご覧ください。
2013年1月26日
神戸ファッション美術館特別展『 型絵染 三代澤本寿展 民芸とともに-暮らしによりそう
色と形 』がいよいよはじまりました。屏風、パネル、飾布、染絵、帯などの作品から型紙や染めの道具、三代澤の愛用品や収集品まで幅広い構成で、見応え十分です。
寒さ厳しい日が続きますが、皆さまどうぞ暖かい身支度でお出かけください。
観覧後はきっと心もぽかぽかです。
・展覧会の模様や情報は美術館ブログに随時紹介されていますので、ぜひご覧下さい。
・展示の様子は少しだけこちらからご覧いただけます。
2013年1月7日
2013年が始まりました。皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し
上げます。
昨年は5月に『工芸の五月』、9月に『三代澤本寿のしごと展』、そして12月には
BS日テレ「檀れい 名匠の里紀行」での放映と、年間を通して多くの方々に三代澤
を知っていただくことができました。ありがとうございました。
そして今年はさっそく、今月24日より『 型絵染 三代澤本寿展 民芸とともに‐暮
らしによりそう色と形 』が、神戸ファッション美術館で開催されます。4月2日まで
の約2ヶ月の会期中には、講演会やワークショップ等のイベントもひらかれます。
関西方面では初めての展示ですので、今からとても楽しみです。
大勢の皆様のご来場を心よりお待ちしております。
神戸ファッション美術館 『型絵染 三代澤本寿展』http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/index130124.html